「テスコ」オープン
イギリスの大手小売企業トップ3に入る「テスコ」は、現在世界中で2,711店舗
を展開している。
そのテスコが、今日(25日に)東京都練馬区内に「大泉学園店」をオープンした。
国内のテスコとしては、はじめての小型店舗である。
都心に住む生活者のライフスタイルに合わせて、日々の必要な物を少量ずつでも
確実に確保できる店舗規模だそうだ。
1997年にテスコの最高責任者になったサー・テリー・リー・ヒー氏は、
「お客様に必要なことに投資をすること」
を経営方針とし、競争が激化する食品流通業界にあって、
「過ちをしてはいないか?」という危機感を、常に従業員に投げ掛けていたそうだ。
お客様がどんな暮らしをし、何をいつ、どのように求めているかを忘れ、
モノを売ることだけに意識がいってしまったとき。
私たちはどんな過ちを犯すのか?
日本企業では、トヨタ自動車の「カイゼン」という言葉が有名だが、
人は常に忘れ、失敗をし、改善が必要な生き物だ。
今、食品に求められているのは、個々のライフスタイルに応じた、
もっと安心して手軽に健康的な食材、商品、献立を選び、食べられること。
食においては、ますます安全なものを選んでいく人も増えてくるだろう。
少なくとも、「食育」がこれほどまでに叫ばれる今日にあって、
食を通して健康的な暮らしを求める人たちは確実に増えている。
そんな生活者のニーズを把握しきれず、
日々の自分自身の食からも遠ざかっている、食に対して興味も経験もない人
たちが中心となって、食品の開発や販売計画を立て始めると、
食品はまるで工業製品のように、消費する期限を延ばし、大量に生産されて、
どの地域でも全く同じものが、いつでも手軽に口にできることばかりを考えている。
「食」は、命の源。
また、命や自然の恵みを得て口にすることができるのも「食」である。
私たちは、便利さと豊かさを得ると同時に、大事な何かも確実に失っていると
つくづく感じる。
「私たちは過ちを犯してはいないだろうか?」
サー・テリー・リー・ヒー氏の言葉の引用である。
食育とは、
「食に関する体験を通して、正しい知識を身につけ、選ぶ力をもつこと」。
だからこそ、私たちは常に体験と失敗を繰り返し、改善しながら、
成長し続けることが大事である。
また、時には手間をかけ、時間を費やし、食の体験をしてほしい。
食品に携わる人たちには、もっともっと「体験」をしてほしい。
そして、伝えてほしい。
自身の言葉と、自身の体験を通して。。。


コメント(1)
つくる側と食べる側の距離が、どんどん広がっていると実感しています。それは、とても残念なことでもあります。
「良いものを良い」と感じ、選べる人の輪を全国に広げてください。
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